データサイエンティストの新卒就活ではコンサルがおすすめの理由

新卒はコンサルがおすすめ

「どこの業界に行けばデータサイエンティストとしてのスキルが身につくの?」

「コンサルと事業会社どっちがおすすめ?」

そんな悩みをよく聞きます。結論から言うと、迷っているようであればコンサルをおすすめします。この記事ではデータサイエンティスト志望の新卒就活生にコンサルをおすすめする理由をご説明いたします。

一言で言うと、辛いけど成長できる環境であり、仕事が面白いのでおすすめです。以下でもうちょっと詳しく解説をしていきます。

<成長環境>

まず労働時間がそこそこ長いため短期間で密度濃く成長ができます。家に帰る時間は夜の10時を過ぎることも多いかもしれませんが、それでも仕事をしたいという人には非常におすすめができる選択肢です。正直平日は飲みに行く暇など間違いなくありませんし、休日も仕事が入る可能性はあります。昔に比べたら良くなってきているとはいえ現在他の業界と比べるとまだまだブラックさが残る業界なのでワークライフバランスを求める人にはあまり向いていません。それでも20代のうちに成長できる環境は間違いなくあります。

逆にホワイト企業を求める人はコンサル業界は志望業界から外した方が良いでしょう。ホワイトさを求める人はNTT系列の会社などがおすすめです。平日も仕事が終わった後で遊ぶ暇があったりとワークライフバランスがしっかりしているのが特徴です。ただし会社や部署にもよるので一概には言えません。ホワイト企業の特徴についてはもし要望が多いようであれば別で解説をしようと思っています。

<昇進の早さ>

実力に応じて昇進も早いため20代でたくさん成長をするために責任あるポジションにつきたい人には向いています。20代のうちにマネージャーになる人もたくさんいますし、そういった人は今後の転職市場でも引く手はまたの状態になっています。日本の大手企業でぬるま湯につかってる人との差は30歳になる時点ではかなり開いています。

実際キャリアがどこまで最終的に到達できるかは20代のうちでほぼ決まってしまうところはあります。20代のうちにある程度のスキルを身につけたりビジネス的な実績を身につけることで30代になってからもそれは元手にして様々なプロジェクトに入ることができます。そこでまた実績をつけてといった具合に雪だるま式に増えていくものなので、一番最初になるべく早く昇進してマネージャーポジションで実績を出すことは将来的に大きなプロジェクトで成功するためのチケットになります。

データサイエンティストを目指している人は大学院を卒業していて卒業時点ですでに学部卒業生より2年遅れていることになるので、社会人3年目で昇進してようやく学部卒の人の社会人5年目で昇進した人に追いつくことになります。この2年のハンディキャップを背負っているので20代のうちの残り時間は少ないわけです。

同年代の大半の人は学部卒で就職をするわけですからそこに後から追いつけるように昇進の速さは意外と大事になってきます。大学時代や高校時代の友人とたまに飲みに行ったりしていても大学院卒業者はマネージャーになるのが平均的には遅くて周りに比べて劣等感を感じるということもたまにあります。あまり表で語られることがないですが意外と大事だと思っています。その点でコンサルにおいてはきちんと早めに出世することができるのがメリットです。

<裁量権>

プロフェッショナルとして若い人でも見られるので裁量権があって仕事も事業会社に比べて面白いものが多いです。コンサルティングファームは日本の大企業のような縦社会というよりは実力主義の社会なので、若いうちの下積みが短いのが良い点です。

コンサルにおいては年功序列という概念があまりありません。無論その会社に長くいる方が当然成果を出しやすくなるのでマクロで見れば年功序列的なポジショニングにはなっていますが、例外的に仕事ができるような人にはバンバン裁量権が与えられます。これは日本の大手企業ではあまりないです。

仕事の裁量権が多いとやる気が出て仕事も面白くなります。若いうちに退屈な作業をこなしたくないという人はコンサルティング企業に行くと面白く仕事ができます。社会人になると1日の大半を費やすのが仕事になってくるので、それが面白いかどうかは人生全体の満足度を決めるのに大きく影響します。

事業会社に転職してからもコンサル時代の実績をもとにして大きいプロジェクトを回すことができるので、元から事業会社にずっと勤めている人よりも面白く仕事ができることも多々あります。早めのタイミングで裁量権の多い仕事ができるということは人生全体においてもプラスに働くのです。

<転職のしやすさ>

転職市場でも人気があり事業会社への転職も容易です。コンサルに元々勤めていたというだけで最低限の地頭やロジカルシンキングが保証されますし20代のうちにバリバリ働きたいという意欲も認められます。

最前線でビジネスをするという経験は事業会社への転職にとって大きく役立つでしょう。同い年で事業会社でずっと仕事をしていた人とは作れる実績も違います。もちろんコンサルティング企業に勤めても最初の方は議事録を作ったり雑用のような仕事も多いのでその点には注意が必要です。しかしそれでも年功序列の事業会社に入るよりは圧倒的に早く裁量権を持つことができます。転職においては学歴や資格ももちろん大事ではありますが入社後に何をしてきたかの方がはるかに大事です。その観点で若いうちから実績を作りやすく転職しやすいコンサルは人気なのも頷けます。

<リスクは意外とない>

コンサルの中でも上位の企業においてはすぐにクビになってしまうのではないかと怯えている人もいますがそうそうクビになることはありません。海外の会社においてはコンサルタントは常にリストラの恐怖に怯えなければいけません。しかし国内においてはめちゃくちゃ仕事ができないとかでなければクビになることはありません。

ほとんどの人はコンサルとして長く働き続けることができています。もしコンサルティング会社での働き方が厳しく感じられたとしても、先ほど述べたように多くの転職先が存在します。これらの業界や企業は、あなたのコンサルティング会社で培ったスキルや知識を高く評価し、その価値を理解しています。そのため、生計を立てることに困るという状況にはならないでしょう。安心して、自分のキャリアパスを選択し、次のステップに進むことができます。

30代半ばになってしまって、それまでの実績がほとんどない状況は、事業会社の人々にとっても非常に厳しいものです。そのため、20代のうちにコンサルのようなハイレベルな環境で経験と実績を積むことは、30代以降の自身のキャリアをより良く進めるために非常に重要な要素であり、これらがなければ今後の道のりは一層厳しくなってしまうでしょう。コンサルに勤めているから大丈夫と高をくくることなくコンサルに勤めたからにはちゃんと若いうちに実績を出そうという気概が必要になってきます。

<給料>

また、給料が高く30歳近くで1000万円ぐらい行く会社も珍しくはありません。コンサル業界は他の業界に比べても給与水準が高いことで有名です。また転職活動の際には前職の年収を見られて転職後の年収が決まることも多いので一番最初の会社での年収が高いことは将来的な年収の期待値にも影響します。

たくさんのお金をもらえると、その分だけやる気が湧いてきて、可能性も広がります。自分のスキルが評価されていると感じることは、それ自体が大きなやりがいとなり、一層の努力を促します。具体的には、新たなスキルを習得するためのトレーニングや、専門的な知識を深めるための勉強など、自己投資の範囲が広がります。これにより、職場でのパフォーマンスが向上し、さらに高い評価を得ることが可能となるでしょう。

<ノウハウ>

外資系のコンサルティングファームの場合は世界各国に散らばっているノウハウが会社内で共有されているので最先端の技術を学ぶことができます。若いうちに最先端のノウハウを学ぶことができるという点でコンサルは非常に優れています。

国内の事業会社の場合はやはりその事業会社の中で蓄えられてきたノウハウまでしか自分が学ぶことはできないため別の視点が欠けていたり得られるノウハウのレベルが低かったりするということがよく起こります。コンサルに入ればこういった問題を避けることができるのです。

どんなノウハウを学ぶかによって将来的にどんなデータサイエンティストになれるのかの仕上がりも全く違ってきます。若いうちに良い情報に触れられるという意味でもコンサルはとてもおすすめの進路なのです。

上記の点から、コンサルティング会社は非常におすすめです。

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